ふぉれおログ

某社で現役トレーダーやってます。トレーディングの知識と、子育てに関するあれこれ等を記録していきます。

本気出してランドセル選び「ラン活」について記述してみた

今日はトレードとは無関係の話題です。

 

表題のとおり、「ラン活」について。

 

うちには、今年幼稚園年長の娘がいます。ということは、来年4月には小学一年生になるわけですから、今年度の重要課題のひとつが「ランドセル選び」となります。

 

自分が子どもの頃、ランドセルなんて「男は黒、女は赤」しかルールは無かったんですが、最近は百花繚乱のごとく様々な色・模様のランドセルが世の中に出回っており、その多様性に驚くばかりです。

 

ということで、現在ランドセル選び(驚いたのですが、これを「ラン活」と称するようです)にトレーディングと同じウェイトで取り組んでいる私の観点から、現代のラン活事情をご紹介したいと思います。

 

 

論点1.メーカー系?工房系?

最初の論点は、「どこで買うか」です。表題のとおり、現代ランドセル選びにおいて、最初に検討すべき論点は、メーカー系か工房系かの選択が必要となります。

メーカー系はその名のとおり、ランドセルを大規模な工場等で生産し、百貨店や量販店で販売するようなメーカーのランドセルです。

代表的なメーカーに、セイバン(天使の羽)、フィットちゃんランドセル 等があります。

また、百貨店やスーパー(イオン、ヨーカドーなど)、ニトリ等もオリジナルやメーカーとのコラボ品等を売り出しており、これも便宜的にメーカー系に分類されると思います。

 

一方工房系は、比較的小規模で細部の仕上げ、素材選択、デザインこだわったランドセルを製作する工房のランドセルです。

代表的な工房に、土屋鞄製作所、池田屋、鞄工房山本、村瀬鞄行、萬勇鞄、黒川鞄 等。ほかにもたくさんの人気ランドセル工房があります。

 

それぞれ、長所短所があり、様々な観点から比較検討が必要といえます。

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表1:メーカー系と工房系の比較

あえて言うと、表1の様な長所・短所が挙げられますが、メーカー系ランドセルのデザインは向上しているし、工房系ランドセルの機能性も向上してきており、両者の品質・デザインはかなり近づいてきているようです。

ただ、工房系ランドセルのハンドメイドのものは、やはり細部の縫い等が高品質なのは間違いないようです。

一方で、肝心の使用者である子どもにとっては、そんな細部の仕上げはあまり関係なく、「色・デザインが好み」「背負いやすい」「扱いやすい」ということの方が重要と考えられます。

 

論点2.素材選択 コードバン?牛革?人工皮革?

第二の論点は、ランドセルの素材選択です。

現代ランドセルの素材は、大きく3種類に分けられます。①コードバン、②牛革、③人工皮革 の3つです。

これもそれぞれ長所・短所があります。

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表2:ランドセル素材の比較

コードバンと人工皮革の長所・短所がそれぞれ裏返しになっており、牛革はその中間的性質を持っているということが分かります。

コードバンとは、馬の尻の革で、馬1頭からランドセルのかぶせる部分1~2枚しか取れないようです。その品質や見た目の美しさから、革の王様、革のダイヤモンド 等と呼ばれているようです。

一方の人工皮革は、化学メーカーのクラレの商品である「クラリーノ」が有名です。天然皮革の風合いに似せて、より軽量で扱いやすい素材として作られており、天然皮革よりも安価であることもメリットです。

 

論点3.スペック・主要装備・機能性

第三の論点は、先進性のある安全装備や収納力、使いやすさ、背負いやすさといった機能性の比較です。

現代ランドセルには、(自分が子どもの頃には無かった)様々な先進機能が取り入れられており、会社やモデルによってその導入がまちまちです。

子どもの安全・使いやすさに直結する論点であるため、ここの検討は個人的に非常に重要ではないかと考えています。

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表3:主要装備・快適性能等

 

論点4.デザイン 刺繍

第四の論点は、デザインです。現代ランドセルは、私が子どもの頃は、基本的にシンプルなランドセルしかありませんでした。↓こんな感じ

 

今では、シンプルなランドセルだけではなく、非常にデザインも凝ったものが多くなっています。↓こんな感じ かわいいですよね

 

 

子どもが好きそうな(特に、ランドセルを選ぶ世代の5歳児に響くような)デザインが多くなっている一方、6年間使うものであり、中学生になる一歩手前までそのランドセルを使うということを前提に、安心して長く使えるデザインを選びたいとも思う部分です。

 

デザインの中には、ランドセル本体に刺繍が多く入っているものもありますが、刺繍が入っているということはそれだけ本体に縫い穴が開いているということでもあり、そこからの浸水・糸のほつれ等のダメージも考慮に入れておく必要があります。

ただ、最新のランドセルはそうした面も十分にケアされており、6年間の使用には問題ないようですので、そこまで気にしなくても良いという意見もありました。

 

最終的には、子どもに好きに選ばせるのが、ランドセルへの愛着という面でも良いと思われますが、親の好み、同じ小学校に通う子どもたちの傾向なども踏まえ、あまり奇抜じゃないものに誘導していくようなやり方が良いと思います。

 

論点5.色

第五の論点はランドセルの色です。

私が子どもの頃は(くどい)「男は黒、女は赤」しかポイントはありませんでした。

現代ランドセルは、特に女児の場合において、非常に多くのカラーが準備されています。

赤、ピンク、水色、紫(ラベンダー)、茶(チョコレート)、キャメル あたりが女児人気カラーのようですが、中には紺を選ぶ女児もいるようです。

人気カラーであれば、6年生まで特に問題なく持ってくれるようですが、あまり派手だったりすると目立ちすぎて嫌になるのではないか、とちょっとびびってしまいますね。

 

論点6.まとめ いかに総合評価をするか

これまで示したとおり、現代ランドセル選び「ラン活」においては、多種多様な論点について検討したうえで、その総合評価で候補を集約していくことが必要になってきます。

 

親と子どもにとって、重要なポイントはどこにあるのか。

それぞれにとって譲れないポイントは何か、妥協できるポイントはどこか。

 

これを念頭に、親が子どもに「この辺から選ぶといいんじゃない」というものを提示して、そこから選んでいくことが良いのではないかと思います。

 

そしてもう一つ重要なことは、「親の考えを押し付けないこと」だと思います。

子どもにとって良かれと、「悪目立ちするんじゃないか」「高学年になったら恥ずかしくなるんじゃないか」と思い、あれこれ口出しをして、無難なデザインのものに押し込めようとしてしまうことが良くあるようです。

 

一見、長い目で見ればそれが良い効果を生むかもしれませんが、一方で希望のものを買ってもらえず、親のおススメを押し付けられた子どもにとっては、そのランドセルに愛着を持つことができず、ランドセルを粗雑に扱ってしまうということがあるようです。

 

親と子にとって、「このランドセルにして良かったね!」と言えるような、後悔の無いランドセル選びこそが、「ラン活」で目指すところです。

 

子どもも一人の人間であり、親の所有物ではないという考えをもって、その子の意見を尊重しながら、大人としてのアドバイスを適切に行って、よき「ラン活」にしたいものです。

 

私個人のラン活についても、このブログで続報がお知らせできたらと思っています。

なお、本記事の文末に、主要なランドセルメーカー/工房のウェブサイトへのリンクをまとめています。

気になるところにまずは資料請求してみるとよろしいかと思います。

 

※本業のトレーディングの記事より、よっぽど力の入った記事になってしまった・・・。

 

以上

 

 

 

文末付録:主要ランドセルメーカー・工房へのリンク(漏れ落ち御免)

メーカー系

 

www.seiban.co.jp

 

www.fit-chan.com

 

 

fuwarii.com

 

raraya.co.jp

 

小売り・流通系


www.aeonretail.jp

www.itoyokado.co.jp

 

www.nitori-net.jp

 

www.mistore.jp

 

www.takashimaya.co.jp

 
web.hh-online.jp

 

工房系


www.tsuchiya-randoseru.jp

 

www.kabankobo.com

 

www.kurokawa-kaban.com

 

www.pikachan.com

 

www.manyu-randoselu.jp

 

ランドセルの村瀬鞄行 : 名古屋のランドセルメーカー

 

www.nakamura-kaban.net

 

randoseru.mogi.me