テクニカル分析5 フィボナッチリトレースメントの使い方
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こんにちは。
6/2発表の東京都の新型コロナ新規感染者数は34名となりました。
緩めれば増えるのは当然のこと。政府も専門家会議も、これは当然想定内で、今後はこうした感染者数の推移に一喜一憂するのではなく、①医療体制を維持しながら ②経済・社会活動を可能な限り取り戻す という2点の両立を目指していくことになると思います。
さて、前回までの記事で、①TDシーケンシャル、②ローソク足パターン、ダブルトップ/ボトム、サポート/レジスタンス ③MACD まで紹介してきました。
今回は④フィボナッチリトレースメント です。
④フィボナッチリトレースメント
フィボナッチリトレースメントは、トレンドの中にある「戻り売り」「押し目買い」のポイントを探るときに良く用いられるテクニカル分析手法です。
相場は、トレンドを形成して一方向に動いているときでも、細かく小さな調整を挟みながら推移することがほとんどです。
ある一定のところまで買われたら、少し売られる/ある一定のところまで売られたら少し変われる こうしたポイントをあらかじめ想定するのに使えます。
名前のとおり、「フィボナッチ数」を用いたテクニカル分析で、これは「人間が自然と心地よく感じる比率」をもとにした相場の予測です。一見非科学的に聞こえますが、これがなぜか良くハマるんです。
フィボナッチリトレースメントは、フィボナッチ級数から求められる、「フィボナッチ比率」をチャートにあてがいます。
フィボナッチ比率は、比率として表される数学的な関係であり、フィボナッチ数列から導出される。 主要なフィボナッチ比率は、0%, 23.6%, 38.2%, 61.8%, 及び100%である。(Wikipedia より引用)
具体的には、チャートで見てみましょう。
上のチャートは、EURUSDの日足チャートです。
使い方は図の中に記載したとおり、
①直近高値から
②直近安値を選び
③、④各ラインがどの程度サポート/レジスタンスとしてワークするかを見て
⑤次のサポート・レジスタンスとなり得るポイントをあらかじめ予想する
この場合は、⑤を大きく超えてきたらロング、少しもみ合ったり、価格上昇スピードが落ちたりした場合はショート という目線を持ちつつ、ほかの指標との組み合わせで自分なりの見方(ビュー)を育てることになります。
相性が良いのは、単純な移動平均線です。
例えば200日線と61.8%のラインが近くにいる場合は、そこが強烈なレジスタンスになるということは十分に考えられます。
そうした観点から、様々な指標を組み合わせ、「より信頼度が高そうだ」と自分が思えるビューを育ててポジションを取ることが、FXで勝つために必要なことのひとつだと思います。
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