ふぉれおログ

某社で現役トレーダーやってます。トレーディングの知識と、子育てに関するあれこれ等を記録していきます。

ドル円ゴトー日仲値トレード が決まった(20200610)

こんにちは。

 

2020年6月10日、日本列島暑くなってきました。東京都内でも熱中症で搬送される方が何十人と出ているようです。気を付けましょう。

 

さて、上記の日付、6月10日 をみて、FXをやる人は「おっ」と思うかもしれません。

そう、10日はいわゆる「ゴトー日」です。

 

ゴトー日については、ググるといろいろと解説がでてきます。

ざっくり言うと、

 

輸入企業が外貨での支払いに使うドルを、末尾5日または10日に調達する傾向があり、当該日はドル不足によるドル高(円安)傾向が出やすい日

→主に東京時間の仲値(9:55)に向けてドルが買われる(円安ドル高)傾向が出やすい日

 

ということになります。

具体的には、毎月 5日、10日、15日、20日、25日、30日 となります。

土日祝日の関係で、例えば10日が土曜日の場合は、その前日9日がゴトー日に該当します。

 

その時々の状況により、必ずゴトー日は仲値に向けてドル高になるわけではありませんが、「傾向として」そうなりやすいと言われています。

 

この傾向を生かして、東京時間の早朝から9:55頃にかけてドル円の買いで利益を狙うのが、「ゴトー日仲値トレード」 です。

私は、この買いに加えて、9:55過ぎの様子を見てから売りでさらなる利益を狙うこともあります。

 

本日、この「ゴトー日仲値トレード」を実施したので、結果をご紹介します。

嬉しいことに、うまくいきました。(値動き自体は小さく、利益額としてはあまり取れてませんが・・・)

 

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仲値トレード(ドル円5分足)

今日はFOMC(米国の金融政策決定会合)を控えていることもあり、ドル円は値動きの少ない展開。

  1. 東京時間早朝に、ドル円の買いでエントリー(①)
  2. 仲値9:55のあたりで長い上ひげをつけて価格が下落に転じる兆候を見て、①の買いを利食い。さらに、1分足等の短いチャートを見ていると下げの勢いが強く、ここから下がると見て新規で売りエントリー(②)
  3. ②の売りに対する決裁注文を予め置いておく 今回は107.65に利食いの買い、損切りの買いを108円ちょっと上 に置きました。結果はそのまま下がって107.65で利食いとなりました(③)

 

 

今日のポイントは上記2.

「10時に向けて価格が跳ねあがらず、むしろ長い上ひげを3本続けて下げに転じたところで、早朝の買いをさっさと利食ってしまって、売りに転じた」ところです。

 

仲値の9:55にかけて、ドル円が強く上がる日(円安ドル高)になる日もあれば、むしろ上がらず下げる日もあります。

 

早朝にとった買いのポジションを活かすために、9時過ぎからチャートを見て、下げる兆候が出たら早めに利食ってしまって、むしろ持ち上げられていた仲値付近の価格で逆に売りに転じることで、そこからの下げを取りにいけるわけです。

 

今回はたまたま、典型的なゴトー日の値動きになりましたが、「ゴトー日仲値の上げなんてもう無いよ」という人もいますし、実際この通りの値動きにならない日も多々ありますから、ゴトー日だからといって盲目的に「早朝の買い10時の売り」で儲かるわけではないことに注意してください。

 

あくまでも、チャート、ニュース、そして自分の直感(マーケットの雰囲気)を元に判断することが重要です。

 

トレードの1手法、1アイディアとして、参考にしてみてください。

 

 

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