20200611 FOMC結果とマーケットの反応
おはようございます。
昨夜(というか今朝?)のFOMCの概要についてシェアします。
まずはBloombergの記事↓
Twitterで、@BigDadd63045865さんが、概要を非常にわかりやすくまとめてくれていたので、以下引用します↓
【FOMC総括】
— ヘッジファンド@NY Big Daddy (@BigDadd63045865) June 10, 2020
✔︎政策金利予想は22年まで現状維持、YCC議論の継続、QE金額の現状維持など総じてややハトな印象。
✔︎為替はドル売り(特にGold, BTC, ZAR, AUDなどに対して)、米金利は素直に低下。
✔︎株はS&P500は3200を中心に上下、ナスダックbuy/ラッセルsellはFOMC前から出ていたフロー継続。
特段大きなサプライズはありませんでしたが、2022年までゼロ金利継続が明示されたことにより、過剰流動性相場の継続が確認されたこととなります。
また、事前に話題となっていたイールドカーブコントロール(YCC)へ近づくような動きは明示されませんでしたが、これは事前の想定どおり。マーケットは9月のFOMCでYCCが導入されるのでは、とみる向きがあるようです。
経済見通しは同じくTwitterで@hirosness さんがモーサテのまとめ画面を載せてくれています。
モーサテから。
— なんちゃら戦士が現れた (@hirosness) June 10, 2020
昨夜のFOMC経済見通し。そして都心のオフィスは意外にパンパンのまま。誰だ、これからオフィス不要が当たり前になるとか風潮してた人。 pic.twitter.com/wMyLFeTOVG
総じて、サプライズはありませんでしたが、気になる為替への影響はドル安傾向の継続で出てくるものと思います。
ドル円に関して言えば、ここ数日のFOMCに向けたドルショートがワークしたことになり次のサポートは5月にトライしたものの下に抜けなかった106.00と思われます。
先週の雇用統計、今回のFOMCと材料は出尽くし、ここから強いドル買いに方向転換させるものは今のところ想定されず、日中ベースで細かい上昇と下落を繰り返しながら、ジリジリと下げて106.00を目指していく方向で見ています。
テクニカル的にも、このタイミングでMACDがデッドクロスしていることにも注目です。
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